第二種電気工事士 学科 まとめ:配線図20問とCBT46日間の使い方

令和8年度下期の第二種電気工事士 学科試験は、9月3日で申込受付を終え、9月24日からCBT方式の試験期間に入ります。申込を済ませた人がこれから考えるべきなのは、46日間あるCBTの受験日をどこに置くかと、50問のうちどこで30問を確実に取るかの2点です。電気技術者試験センターが公表している令和8年度の実施日程(2025年12月公表)と、令和8年度上期までの試験結果をもとに整理します。

学科試験は50問・120分、60点で合格

第二種電気工事士の学科試験は、四肢択一式の50問を120分で解く試験です。電気技術者試験センターは内訳を一般問題30問程度、配線図問題20問程度としており、1問2点の100点満点で、合格基準は60点以上です。つまり50問中30問の正解で合格ラインに届きます。解答方法はパソコンで入力するCBT方式と、マークシートに記入する筆記方式から選び、出題形式はどちらも同じです。

区分 問題数 主な出題範囲
一般問題 30問程度 電気に関する基礎理論、配電理論及び配線設計、電気機器・配線器具・材料・工具、施工方法、検査方法、保安に関する法令
配線図問題 20問程度 配線図(図記号、電線の本数、リングスリーブ、器具の選択など)

直近の令和8年度上期の学科試験は、受験者78,290人に対して合格者48,692人、合格率は62.2%でした。令和7年度は上期57.7%、下期55.4%だったので、ここ3回は55〜62%の範囲で推移しています。受験者のうちCBT方式を選んだのは36,447人で、令和7年度上期の14,090人から大きく増え、ほぼ半数に達しました。学科試験に合格した人は、次回と次々回の試験で学科が免除されます。2025年1月の改正で免除の範囲が「前回」から「前々回」まで広がったため、学科に合格すれば、その後の1年間に2回ある技能試験を受けられることになります。

下期の申込は締切済み、CBTは9月24日から46日間

令和8年度の下期試験は、申込期間が8月17日から9月3日まででした。申込を済ませた人は、CBT方式なら9月9日から10月14日までにマイページで会場と日時を予約し、9月24日から11月8日までの46日間のうち都合のよい日に受験します。筆記方式は10月25日(日)の1日だけです。学科に合格した人と学科免除の人は、12月12日(土)または13日(日)の技能試験に進みます。

CBT方式の実施期間は、令和7年度の18日間から令和8年度は46日間へと大幅に延びました。電気技術者試験センターも、会場と日時を選べて変更もできるCBT方式を勧めています。予約期間の終盤や試験期間の最後の週末は会場が埋まりやすいため、学習の進み具合を見て受験日を先に決めてしまうほうが、準備の期限もはっきりします。受験手数料は現在、インターネット申込みで11,100円、書面申込みで12,500円です(改定前はそれぞれ9,300円と9,600円でした)。

下期の申込をしていない場合、次の機会は令和9年度の上期試験になります。令和8年度の上期は3月16日から4月6日までが申込期間でしたが、令和9年度の日程はまだ公表されていないため、電気技術者試験センターの発表を確認してから計画を立ててください。

ノートの早見表から、リングスリーブの組み合わせと刻印

配線図問題20問のなかで、毎回のように問われるのがリングスリーブの大きさと圧着マーク(刻印)の組み合わせです。単線図から電線の太さと本数を読み取り、スリーブの種類と刻印を選ばせる問題で、組み合わせを表で覚えておけば1問分が確実に取れます。

電線の組み合わせ スリーブ 刻印
1.6mm×2本 小 ○
1.6mm×3〜4本 小 小
2.0mm×2本 小 小
1.6mm×1本+2.0mm×1本 小 小
1.6mm×2本+2.0mm×1本 小 小
1.6mm×5本 中 中
2.0mm×3本 中 中
1.6mm×1本+2.0mm×2本 中 中
1.6mm×3本+2.0mm×1本 中 中

この表は、Pakunoteの第二種電気工事士 学科まとめノートに載せている「主な組み合わせ早見」を抜き出し、パナソニックが公開しているリングスリーブの使用電線の組み合わせと照合したものです。スリーブの選択は電線の断面積の合計で決まり、1.6mmはおよそ2.0mm²、2.0mmはおよそ3.14mm²です。表の組み合わせを断面積に直すと、刻印○は合計4.0mm²まで、刻印小の組み合わせは8.0mm²以下、中スリーブになる組み合わせはすべて8.0mm²を超えています。刻印が○になるのは1.6mm×2本のときだけで、それ以外の小スリーブはすべて刻印が「小」になるという点が、もっとも間違えやすいところです。

残りの期間は配線図20問から固める

配点の4割を占める配線図問題は、出題の型が決まっているぶん、学習時間に対する得点の伸びが大きい分野です。最初に単線図から複線図への書き直しを練習し、区間ごとの電線本数を数えられるようにしてください。単極スイッチ・コンセント・照明器具だけの区間は2心、3路スイッチが絡む区間は3心というように、本数には規則があります。本数が数えられればリングスリーブの判定もそのまま解けるので、この2つは一続きで覚えるのが効率的です。

一般問題では、写真を見て名称や用途を答える器具・材料・工具の鑑別と、法令から手を付けるのが近道です。鑑別は電線管や付属品、工具の写真と名前を結び付ける問題が中心で、覚えた分がそのまま得点になります。基礎理論や配電理論の計算問題は、苦手なら後回しにしてもかまいませんが、すべて捨てるのではなく、オームの法則や電力の計算のように確実に解ける型をいくつか用意しておくと、当日の余裕につながります。30問の正解で合格なので、満点を狙う必要はありません。

24ページに入れた範囲と、技能試験を含まないこと

Pakunoteの第二種電気工事士 学科まとめノートは、電気技術者試験センターの出題範囲に沿って学科試験の要点を24ページにまとめたPDFです。配線図・複線図・器具鑑別から法令まで、主要な出題領域を中心に整理しており、出題範囲のすべてを網羅したものではありません。各章には重要度を星で示しており、複線図と電線本数の章には最高ランクの星3つ、交流回路の計算には星1つを付けています。

このノートは学科試験専用です。技能試験の候補問題の施工手順や、欠陥の判断基準といった技能試験の対策は収録していません。技能試験の準備には、電気技術者試験センターが公表する候補問題と、別の技能試験用教材を使ってください。過去問や模擬試験も含まれていないため、問題演習は過去問で行うことをおすすめします。価格は590円です。

👉 第二種電気工事士 学科まとめノート(PDF・24ページ)

https://www.pakunote.com/library/denko2-gakka-yoten

FAQ

学科試験はCBT方式と筆記方式のどちらを選ぶべきですか

日程の自由度を重視するならCBT方式です。令和8年度下期のCBT方式は46日間の期間から会場と日時を選べ、予約期間内なら変更もできます。一方、筆記方式は10月25日の1日だけで、問題冊子に書き込みながら解けることを重視する人に向いています。

計算問題が苦手でも合格できますか

合格できます。合格基準は60点で、50問中30問の正解で届くため、配線図問題と鑑別・法令で得点を固めれば、計算問題を多く落としても合格ラインを超えられます。ただし計算を完全に捨てると余裕がなくなるので、解きやすい型だけは準備しておいてください。

学科に合格したら、技能試験はいつまで受けられますか

学科試験の合格者は、次回と次々回の試験で学科が免除されます。令和8年度下期に学科に合格した場合、下期の技能試験に加えて、次の上期の技能試験まで学科免除で受験できます。免除で申し込む場合も、申込期間は通常の受験者と同じです。

まとめ

第二種電気工事士の学科は50問中30問で合格する試験で、配点の4割を占める配線図問題が得点の土台になります。下期の申込を済ませた人は、10月14日までのCBT予約で受験日を先に決め、複線図と電線本数、リングスリーブの刻印から固めていくのが確実です。

📄 学科の出題範囲に沿って整理した24ページ

https://www.pakunote.com/library/denko2-gakka-yoten

本教材は非公式の学習用資料であり、電気技術者試験センターをはじめとする試験実施団体とは関係ありません。試験日程や受験手数料は変更される場合があるため、受験前に電気技術者試験センターの案内をご確認ください。販売条件は特定商取引法に基づく表記をご覧ください。

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